更年期の頭痛|つらい頭痛におすすめの頭痛薬など

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更年期の頭痛について

更年期の頭痛

更年期にはいろいろな困った症状が起こりますが、頭痛もその一つです。

 

頭痛は更年期に限らず若い時から「頭痛持ち」という方もたくさんいるので、「更年期のせい?」とは思わなかったという人も多いのですが、
「そういえば・・昔より頭痛を感じることが多い気がする」ということはありませんか?

 

私も元々頭痛持ちで、頭痛薬は常に常備しているほどだったので、初めは気が付かなったのですが、
途中で「あれ?頭痛薬の買い置きがなくなるの早いな?昔より飲む回数が増えた?もしかしてこの頭痛も更年期のせい?」と思うようになりました。

 

ここではそんな更年期の頭痛についてまとめてみました。

 

 

更年期の頭痛の種類とその原因

 

頭痛にはいくつかの種類があります。

 

更年期に多いのは片頭痛(偏頭痛)

片頭痛(偏頭痛)

一般的に更年期に起こりやすい頭痛は「片頭痛(偏頭痛)」と言われるものです。
脈拍に合わせるようにズキンズキンとこめかみの辺りが痛みます
左右のどちらかが痛くなることが多いので「片頭痛」と言われているようですが、両側が一緒に傷むこともあります。

 

ズキンズキンとした痛みは何もしないと数時間、長い時では数日間と続き、何もできない、起きてられないというような状態になってしまうこともあります。
じっとしてるとなんとか我慢することができても動くと痛みが悪化します。

 

時には吐き気などを伴うこともあります。

 

片頭痛の原因

 

片頭痛は頭部の血管が拡張することによって炎症を起こすため起こります。
この原因になっているのがセロトニンの過剰な発生。

 

更年期の症状は女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少してしまうことで起こります。
実はエストロゲンが減少するとセロトニン神経の機能も低下します。
これによって正常値ではないセロトニンが発生してしまうことが多くなります。

 

これが更年期に片頭痛が悪化してしまう原因です。

 

 

緊張型頭痛

 

もう一つの代表的な頭痛は緊張型頭痛です。
この頭痛は頭を何かでぎゅっと締め付けられたような痛みがあります。
頭全体であったり、後頭部であったり、首筋の方まで痛みがあることもあります。
慢性的に長時間続くことが多いのですが、片頭痛のように耐えられない痛みまではありません
体を動かすと痛みが軽減し、痛み止めなどを飲まなくても自然と気にならなくなることがほとんどです。

 

 

緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛

この緊張型頭痛の原因は首や肩、背中、頭の筋肉が緊張することで起こります
この部分の筋肉が緊張することで血行が悪くなり、疲労物質である乳酸などが筋肉に蓄積され、これが神経を刺激するのが原因です。

 

また精神的なストレスも原因だと言われています。
ストレスからくる自律神経の乱れで発症します。
更年期の自律神経の乱れもこの緊張型頭痛の原因になっていることもあります

 

【緊張型頭痛の改善法】
緊張型頭痛の改善法は片頭痛に比べると簡単で即効果が出ます。

緊張型頭痛の緩和

緊張型頭痛は筋肉の緊張が原因ですから、その緊張をほぐせば取り除くことができます

 

首を回す、肩を回すなどのストレッチで緊張をほぐすとさっと消えてしまうことがほとんど。
反対に「頭が痛い・・」と寝込んでしまったりするとかえって長引いてしまうので、まずは体を動かしてみてください。

 

群発性頭痛

 

もう一つあまり患者数は多くありませんが群発性頭痛というもののあります。
これは季節の変わり目などに起こり、一回起こると何日も続きます。
頭というよりも目の奥がえぐられるような痛みがあるのが特徴です。
女性よりも男性に多く出る症状です。

 

群発性頭痛が起きている期間は毎日同じ時間に起こったり、アルコールが引き金になって起こったりします。
片頭痛よりもずっと痛みは強く、耐えられない痛みだと言われています。

 

更年期で悪化するということはないようです。

 

 

 

更年期の頭痛(片頭痛)の改善法|頭痛薬

 

緊張型頭痛に比べて厄介なのはこちらの片頭痛です。
一度この片頭痛が起こってしまうとなかなか治まりません。

 

ですのでその耐えられない痛みを取り除くにはどうしても頭痛薬(鎮痛剤)を飲むことになるでしょう。

 

市販で購入できる頭痛薬はいくつかの種類がありますが、よく知らないと「メーカーが違うだけ?」と思ってしまうかもしれませんが、配合されている鎮痛剤の主成分によっていろいろ違いがあります。

 

主な主成分は、ロキソプロフェン、アスピリン、イブプロフェン、アセトアミノフェン、エテンザミド、ジクロフェナク。
このどれが主成分であるかによって大きく効果が変わります

 

一般的な効果の強さ(効き目)でみると以下のようなランキングになります。
1位 ロキソプロフェン
2位 イブプロフェン
3位 アスピリン(アセチルサリチル酸)
4位 エテンザミド
5位 アセトアミノフェン

 

(ロキソプロフェンよりさらに強い薬としてボルタレン(ジクロフェナク)というものがありますが、こちらはまだ市販薬としては認可されておらず病院での処方薬だけになっています)

 

強さで見るなら上のもので強いものを選べばいいだろう!と思いがちですが、強い薬はそれ相応に胃へ負担がかかります

 

胃への負担の強さをみると・・・
1位 アスピリン
2位 エテンザミド
3位 ロキソプロフェン
4位 イブプロフェン
5位 アセトアミノフェン

 

となります。

 

では詳しく強さごとにそれぞれの特徴と属する薬を紹介します。

 

ロキソプロフェン

ロキソニンS

ロキソプロフェンといえば第一三共ヘルスケアの「ロキソニンS」

2011年から市販薬として購入できるようになりました。
それまでは病院でしかもらうことができなかった、とても効き目の強い薬です。
第1類医薬品 に分類されていて薬剤師がいる薬局でしか購入できません
速効性があり、飲んで30分くらいで痛みを忘れられるようになります(個人差はあります)。
強い薬のため胃に負担はあります。空腹時に飲むことは厳禁。
鎮痛剤なのに眠くなる成分が入っていないというのもうれしい特徴です。

 

ロキソニンの中にもいくつか種類がありますが青いパッケージのロキソニンSが一般的なロキソニン。
50円程高いロキソニンSプレミアムというのもありますが、ロキソニンSの方で十分効果的だと思います。

 

12錠700円。1回1錠で基本的に1日2回までしか飲むことはできません。
(最高3回までは認められています)

 

どんな頭痛薬でもダメだった・・・という方もこれなら!というほどすごい薬です。

 

 

イブプロフェン

イブクイック

イブプロフェンの代表的な薬はエスエス製薬の「EVE(イブ)」シリーズです。

イブプロフェンは1985年から市販されるようになりました。
分類は第2類医薬品で、薬剤師がいない薬局でも購入できます
風邪薬にも入っていることの多い成分です。
比較的胃への負担も少ないお薬ですが、高齢者の服用は要注意とされています。
また眠気を伴うので運転の前などは飲めません

 

EVE(イブ)シリーズとしては「イブクイック頭痛薬DX」と「イブA錠EX」の2種があります。
イブプロフェンの含有量はどちらも同じですが、イブクイック頭痛薬DXは酸化マグネシウムを同時に配合しており、成分の吸収を早くし胃を保護する工夫がされています。

 

イブクイック頭痛薬DXは10錠645円。40錠1,814円。
1回2錠です。
イブA錠EXは20錠645円。40錠1,058円。
こちらも1回2錠です。6時間を開けて飲むことができます。

 

 

アスピリン(アセチルサリチル酸)

バファリン

アスピリンは鎮痛剤(頭痛薬)としては古い歴史のあるもので第一次世界大戦の前からある薬です。

アスピリンの頭痛薬の代表はおなじみのライオンの「バファリン」
このバファリンも1948年から発売されています。

 

誰でも知っているこのアスピリンですが、胃に負担が大きいというのが大きな問題点です。
バファリンも同様。「胃にやさしいバファリン」というのはあくまでもアスピリンの薬の割には胃に負担が少ないというだけで、本当に優しい成分というわけではありません。
空腹時に服用すると胃への負担は大きく、吐き気などが出ることもあります。
アスピリンも眠くなる成分が入っています。
アスピリン系の薬は価格も安く手ごろでバファリンの他にも広く出回っていていますし、注意したいお薬の一つです。
アスピリン配合のバファリンAは分類は第2類医薬品になります。

 

バファリンAは10錠400円。40錠1,160円。
1回2錠。1日2回まで。

 

 

バファリンEX

バファリンには新しい種類のものを増えていています。

バファリンEXはアスピリンではなくロキソプロフェンを配合しています。


バファリンプレミアム

またバファリンプレミアムはイブプロフェンとアセトアミノフェンを合わせて配合したもの。

同じバファリンでも成分が違いますので購入の際にはよく確認してみてください。

 

※他のメーカでは佐藤製薬の「バイエルアスピリン」、ライオンの「エキセドリン」などもアスピリン系です。

 

 

エテンザミド

新セデス錠

エテンザミドは胃にやさしい鎮痛剤として知られています。

市販薬としてはシオノギ製薬の「セデス」シリーズがあります。
アスピリンは胃に負担が高いということでこのエテンザミドが注目はされたのですが、鎮痛の効果もそれほど高くないため、あまり多くは出回っていません。

 

セデスシリーズの「新セデス錠」はエテンザミドとさらに弱いアセトアミノフェンを同時配合したお薬です。
7歳から飲める薬になっており、その点からも大人のひどい頭痛にはあまり効かないかも・・・といいうのが想像できます。

 

新セデス錠は20錠702円。40錠1,296円。
1回2錠です。

 

 

アセトアミノフェン

ノーシン

アセトアミノフェンは胃にもあまり負担がなく副作用の心配も少ない頭痛薬です。

市販薬ではノーシンが知られています。
アセトアミノフェン(A)のお薬は一緒にエテンザミド(E)も配合されていることが多く、カフェイン水和物(C)と合わせ、ACE処方などを呼ばれる相乗効果を出しています
ノーシンやセデスもこの方式です。

 

(同じノーシンでもノーシンピュアはイブプロフェンも入っています)

 

アセトアミノフェンは弱い風邪薬にも入っている成分で、子供でも服用できるものがほとんどです。
ですので、こちらも大人のひどい片頭痛にはあまり効果を実感できないかな・・・というのが正直なところです。
分類は第2類医薬品になります。
ノーシンは16錠540円。32錠950円。
1回2錠です。

 

 

 

以上、主な頭痛薬をまとめてみましたが、強力な頭痛薬は胃への負担も強く、副作用も起こりがちです。
ですので強さだけではなく、自分の頭痛の状態と合わせながらできれば少しずつ強い薬に変えていく・・といった方がいいでしょう。

 

ひどい頭痛に悩ませれ

ですが・・・実際には、ひどい頭痛持ちですと、弱い鎮痛剤では頑固な片頭痛には全く歯が立たないんですよね・・。

 

私は以前はアスピリンのバファリンを飲んでいましたが、全く効かなくなり、その後はイブプロフェンのEVE錠へ。
でもこれでも効かず、病院でボルタレンを処方してもらようになりました。
(ボルタレンはロキソニンよりもう少し強い薬です。)

 

ただ薬がなくなる度に診察を受けるというのを面倒に思っていたところ、ロキソプロフェンのロキソニンが市販薬で解禁されるようになり、現在はロキソニンに頼りっきりです。
第1類医薬品ですので薬剤師さんがいる薬局でしか購入ができませんが、手軽に購入できるようになって本当に助かりました。

 

ロキソニンは本当によく効きます!
今の頭痛薬では痛みがなかなかひかないという方は是非試してみてください。
強い薬ですから頻繁に飲み続けることはできませんが、「これはすごい!」ときっと実感できると思います。

 

 

普段から頭痛の起きにくい生活習慣を心がける

生活の改善

以上、辛い頭痛が始まった時の頭痛薬を紹介しましたが、薬に頼るのはできれば避けたいものです。
強い鎮痛剤を長く飲み続けることは体にとってとても悪いこと。
いろいろな副作用の心配も問題視されています

 

痛みが出てしまってからでは薬なしに抑えることはなかなか難しいのですが、頭痛が起きやすくなる生活習慣は改善していきたいものです。

 

注意したいのは以下のような習慣。

 

・睡眠時間の不足
・OA機器などの使い過ぎ
・喚起をしない部屋で酸素不足に
・眼精疲労の蓄積
・寒いところに長時間いる
・栄養不足
・ストレスの増大
・日差しの強いところに長時間いる

 

このような環境は片頭痛を起こしやすくなります。
できることから対策していきたいものです。

 

 

 

 

更年期から来る頭痛なら更年期の対策を

更年期サプリ

また、その頭痛が「更年期になってひどくなった」と感じているなら、やはり更年期の対策をすることでできるだけ頭痛の症状を軽くしたり、頻度を減らす工夫をしたいものです。

 

当サイトでも紹介している更年期のサプリ命の母などの市販薬や漢方薬でもいいので、無理をせず更年期の諸症状を取り除くことも是非検討してみてください。
(ただし、普段から頭痛薬を飲んでいる場合は医薬品は飲み合せの心配もあるので注意が必要です!サプリメントなら一緒に飲んで問題はありません。)

 

更年期の対策をすることで、このような頭痛だけではなく、様々な困った症状が緩和されることも実感できると思います。

 

「何か変だ」「これは更年期のせいかも?」と思ったら是非試してみてください。

 

 

その他の危険は頭痛について

 

以上、更年期に悪化しやすい頭痛について紹介してきましたが、中には緊急を要する重い病気が隠れている危険な頭痛もあります。
二次性頭痛と言われるものです。

 

脳の病気

  • 今までに経験したことのないような突然の強烈な痛みの頭痛
  • 痛みがどんどん増していく激しい頭痛
  • 発熱を伴う頭痛
  • 嘔吐を伴う頭痛
  • しびれや麻痺などが起こる
  • 意識がもうろうとしてしまう

 

このようないつもと違う頭痛を感じたら、次のような脳の病気や感染症などの大きな病気の可能性もありますのでできるだけ早く病院を受診しましょう。

 

【くも膜下出血】
強烈な頭痛を伴う病気の代表格と言えばこのくも膜下出血です。
経験したことのないような強烈な痛みを伴い、意識を失うこともあります。
くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂などによって血管が切れてしまい、脳の周りのくも膜のところに血があふれ出してしまう病気です。
発見が早ければ回復しますが、そのまま死に至ることもある怖い病気です。
明らかにいつもの頭痛と違うと感じる「強烈な痛み」(バットで殴られたような痛みと表現することが多い)があったらすぐに脳神経外科を受診してください。

 

【脳出血】
脳出血は脳の動脈が破裂し脳の中に血液がこぼれ、それが固まって脳を圧迫してしまうことで起きる頭痛です。
この場合はどんどんと頭痛が悪化し、吐き気やしびれ、麻痺などが起こります。
くも膜下出血と異なり、すぐに強烈な痛みというわけではなく、数週間から数か月でどんどん強くなっていくのがこの脳腫瘍の頭痛で、気が付きにくいのですが、しびれなどがないかを確認して「いつもと違う」と感じたら手遅れにならないうちに病院を受診しましょう。

 

【髄膜炎】
髄膜炎は発熱を伴うことが多く、吐き気などが起こるケースもあります。
また頭を動かすと痛みが強くなるのも特徴です。
ウイルス性の髄膜炎は死にも至る可能性のある病気です。
脳の病気と合わせて注意したい病気のひとつです。

 

 

普段から頭痛持ちの方の場合、なかなかこれがいつもの頭痛か重い病気か見分けるのは難しい場合もありますが、注意深くご自身の体を観察してみてください。
「取り越し苦労だった!」でもいいので何かおかしいと思ったら病院を受診しましょう。