閉経はいつから?その年齢、兆候や前兆、閉経後の女性の体と更年期

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閉経はいつから?

閉経はいつから?

更年期が始まるのは閉経の前後5年だと言われています。

40代になると多くの人が生理不順になり、
「もうしかしてもう生理は来ないのかな?
これで閉経なのかな?」
・・・と思いながらも、数か月後の忘れた頃にやってきて、
「ああ、まだ違うのか・・」
と思ったりしたことがある方も多いでしょう。

 

私も何度も「あれ?いよいよかな?」「あ、まだだった・・」を繰り返しています。

 

どのような状態になると閉経が近いのか、兆候・前兆はあるのか?
今の状態はもう終わりが近いのか、まだ続くのか・・・。

 

こちらではその「閉経」について解説したいと思います。

 

女性は平均12歳くらいで初潮を迎え、平均50歳くらいで閉経を迎えます。
この年齢は人によってかなり幅があり、前後の症状も違います。
来るべき時に備えて、まずは、よく見られる特徴を抑えておきましょう。

 

閉経の定義|閉経とは?

閉経はいつから?

一般的に閉経とは、生理が永久に来なくなることをいいます。
時期になっても生理が来なくなるというのは、卵巣に排卵がない状態です。
排卵がなくなったということは、卵子の数が一定数まで減ったということです。

 

女の子は、卵子の元を200万個持って生まれ、その卵子の元は思春期には30万個くらいまで減ります。
その後も増えることはなく、閉経を迎えるまで、月経が来るたびに減っていくのです。
卵子の数が減るだけではなく、卵巣も老化していきます。

 

卵巣の老化も、閉経と大きく関係してきます。

 

完全に閉経して、排卵がなくなると、妊娠の可能性もなくなります。

 

日本人の閉経の平均年齢は、50歳くらいです。

 

生理が初めてくる初潮が、12歳くらいが平均なので、女性は平均で38年くらい生理があることになります。
が、無理なダイエットをした人やタバコを吸う人は、閉経が早めにくる傾向があり、早い人だと30代で来ることもあります。
逆に、60代まで生理がある人もいます。

 

生理不順なのか、閉経なのかは判断が難しいですが、生理が来なくなって1年が経過すると、閉経と判断されています

 

50歳を過ぎて生理が来なくても、再開して妊娠する可能性もあり、実際にそういう例もあります。

 

経血の量が多い人は、閉経が遅い傾向です。
生理があるということは、エストロゲンの分泌も長く続き、若さを保てて、いいことばかりのようにも思えます。

 

ただし、あまり遅い場合は、乳がんや子宮ガンになる可能性があがるという見解もあります。
その場合の年齢の目安は58歳くらいになり、1度婦人科を受診し、検査を受けてみたほうがいいでしょう

 

閉経はいつから?閉経の年齢

 

日本人では、一般的には50歳くらいが閉経を迎える平均年齢と言われていますが、
2007年の神戸大学の発表で以下のような結果も出ています。

 

年齢 人数 割合(%)
35-39 1人 0.83%
40-44 3人 2.48%
45-49 22人 18.18%
50-54 85人 70.25%
55-60 10人 8.26%

 

これを見ると、50歳以下ではまだ閉経する方は少なく少なく、多くの人が50歳からの5年間で閉経を迎えているのがわかります。

 

 

閉経かも?と思っても少し待ってみましょう

 

完全に閉経するまでには波があり、来たり来なかったり、通常月1回の生理が月に2回来たり、量が減ったりと不安定になります。
閉経の平均年齢になって生理が来なかった時は、閉経なのか単なる不順なのか迷いますね。

 

 

2、3カ月来なくても、次の月に急に来ることもありますので、生理用品を処分するのはしばらく待ちましょう。
閉経と判断されるのが、月経が継続して1年来なかった時とされていますが、稀に1年過ぎてから来る人もいます。

 

また50歳を過ぎたからといって、妊娠しないとは限りません。

 

可能性は少ないものの、性行為があるなら妊娠していることもあります。
歳だから生理が終わったと思って放置して、後で妊娠が分かるというケースも稀にあります。
可能性があるなら、妊娠検査薬を使って、調べてみたほうがいいでしょう。

 

 

ホットフラッシュなどの症状は?

閉経したということは、卵巣が機能しなくなったということです。

卵巣の機能が衰えてくると、ホットフラッシュ、ほてりやめまいといった体の不調が出てきます。
イライラや落ち込みといった、心の不調を訴える人も多くなります。
こういう症状がでるのは、卵巣の働きが衰えてくると、自律神経も乱れやすくなるからです。
この時期は更年期と呼ばれ、こういった症状のことを更年期障害といいます。
(更年期の症状についてはこちらで詳しく解説しています→更年期障害の症状って?更年期に起きやすい困った症状について

 

そして、一般的に、閉経の前後5年くらいが更年期と言われています。

 

 

閉経したはずなのに、その後出血があることもあります。
「閉経じゃないの?」「また生理?」と思ってしまいますが、
通常は最後の月経から1年経って出血があった場合は、不正出血だと思われます

 

子宮がんなどの病気である可能性が高いので、婦人科を受診してみたほうがいいでしょう。

 

前の月経から数か月間来なくて、また来た場合は、閉経していなかったということですので心配はいりません。
もうすぐ閉経という時は、生理周期が乱れ、経血の量や生理期間も不安定になります。

 

これはホルモンバランスが崩れるせいで、一時的なものなら問題ありません。
ただし、ほかの病気の可能性もあるので、続くようなら、検査の必要があります。

 

 

 

 

閉経の兆候・前兆

 

突然生理が来なくなって、そのまま閉経という人もいますが、そういう人は稀です。

 

月経は、28周期で5日から7日くらいというのが基準です。
毎回、このくらいの周期で狂わず生理が来ていた人でも、閉経が近くなると、間隔が空いてきます。
2カ月、3カ月くらい生理が来ないこともよくあり、忘れた頃になってくることもあります。

 

日数も、5日が3日になったり、7日が5日になったりと短くなる人が多いです。

 

日数が減ってくると、徐々に生理と生理の間隔が開いて、徐々にその間隔が長くなるパターンが多いです。

 

閉経の平均年齢は50歳(多くの人は50歳からの5年間くらいで閉経)ですが、人によって前後5年くらいの開きがあります
中には、40歳で閉経を迎える人もいますし、60歳まで生理がある人もいます。
生理不順なのか、閉経なのかの判断は、自分で決定することはできませんので、あくまでもおおよその目安です。
経血の量も、徐々に少なくなっていくことが多いです。

 

逆に、1カ月に2回来たり閉経前に、大量の出血があったりする人もかなりいます。

子宮内部

月経は、分厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちたものです。
女性ホルモンが分泌されなくなると、子宮内膜も厚くなりにくくなりますから、経血が減るのは自然の流れです。
逆に多くなる人は、黄体ホルモンが分泌されずに、厚くなり続けた子宮内膜が一気に剥がれていると考えられます。

 

 

閉経前の兆候には、かなり個人差があります。
経血の色が薄くなったり、逆に濃くなったりという変化も見られます。
経血に、大きな塊が混ざってくるという体験談も、よく聞かれます

 

 

 

閉経の確認法と閉経検査について

 

生理が来なくなって1年経てば、閉経であることの目安にはなります。

 

ただし、これも絶対ではなく、稀に1年経ってから生理が再開する人もいることは先にも触れました。
50歳前後であれば、その可能性は高いですが、それも絶対ではありません。

 

40代前半で閉経を迎える人もいて、そういう場合は、生理不順との区別が特に難しくなります。

 

自分で閉経を確認する方法には、どんなものがあるのでしょうか。
また、病院での検査はどんなものがあるのか、知っておいたほうがいいでしょう。

 

基礎体温計

まずは、病院に行かずに自分である程度検討を付けたいという人も多いと思いますが、その場合は基礎体温を付けてみましょう
基礎体温は、主に排卵日を知るために付けるものです
閉経したということは、排卵がなくなったことを意味します。
なので、基礎体温を測ることで、閉経したかどうかの検討がつくわけです。

 

排卵があると基礎体温が上昇する高温期になります。
ですから、閉経している場合はこの高温期がなくなります。
高温期がある場合は、まだ閉経ではない可能性が高く、高温期がない場合は閉経した可能性が高いということになります。

 

妊娠の確認などに使われる市販の排卵検査薬もあるので、これを使う方法もあります。

病院での閉経検査

 

もっとしっかり調べたいなら、病院で検査してもらうことになります。
病院での検査には、女性ホルモンに関係するE2検査とFSH検査と、膣内PH値の検査のほかに血清AMH濃度の測定があります。
E2検査は、女性ホルモンの元になるエストラジオールの、血液中の濃度を調べる検査です。
FSH検査は、卵巣に刺激を与えるホルモンの濃度を調べる検査です。
膣内PH値は閉経が近づくと、中性のPH7に近づいていきます。
血清AMH濃度卵巣年齢検査のことで、卵巣の状態や、卵子がどれくらい残っているかを調べる検査です。

 

(更年期の検査についてはこちらで詳しく解説しています→更年期の検査

 

閉経後の体の変化

 

女性の健康や身体的特徴は、女性ホルモンのおかげで保たれている部分が多いのです。
そのため、女性ホルモンの分泌が大幅に減る閉経後は、体にさまざまな変化が現れます。

 

閉経後に起こる女性の体の変化についてみてみましょう。

 

閉経後は太るって本当?

閉経で太る?

まず目に見えてわかるのが、体形です。
閉経肥満という言葉もあるほど、閉経後は太りやすくなっています。
女性ホルモンには、脂肪や食欲をコントロールする働きもあるのです。

 

女性ホルモンが減ってしまい、食欲をコントロールできなくなり、脂肪も燃えにくくなり、身体に溜まってしまうのです。
何もしないとどんどん丸くなっていきますから、ストレス解消も兼ねて、軽い運動を習慣にするといいでしょう。

 

 

 

骨粗鬆症

 

骨の生まれ変わりを、正常に保つためにも、女性ホルモンが活躍しています。
閉経後の女性が骨折しやすくなるのは、女性ホルモンが減るからです。
骨がスカスカになる骨粗鬆症の患者は圧倒的に女性が多く、患者数が増え始めるのも、閉経の平均年齢と同じ50歳くらいからです。

 

閉経後もおりものは出るの?

 

閉経すると、おりものは減るはずです。
それなのに閉経前と変わらない、または多いという時は病気の可能性もあります。
自浄作用が弱くなり、雑菌が繁殖して炎症を起こしているかもしれません
閉経後におりものが出て婦人科で診察してもらったら、子宮がんだったという人もいます。

 

避妊の心配はもういらない?

 

閉経したからといって、妊娠を望まないにも関わらず避妊をやめてしまうのは、まだちょっと待ちましょう。
本当に完全に閉経していれば、卵子がありませんから妊娠することはありません。
ですから、妊娠しないために避妊する必要はありません。
しかし病院で検査をせずに、1年以上生理が来ていないから大丈夫と思っていると、稀に再開する人がいます。
この場合は、まだ卵子が残っていて排卵があったということです。

 

閉経後の性交痛

 

閉経後は一般的に女性ホルモンの減少から腟壁のコラーゲン量も低下してくるので、腟は委縮して堅くなり、乾燥しやすくなる傾向にあります。
また 弾力も低下してしまうため、性交時には痛み伴う方も出てきます。
また膣の自浄作用も弱まり、病気にもかかりやすくなっていますので、病気の予防のためにも避妊具の着用が役立ちます。

 

 

閉経後は子宮筋腫は小さくなる

 

子宮筋腫は、子宮に良性のこぶ状のかたまり(腫瘍)ができる病気で、成人女性の4〜5人にひとりがなるといわれるほど一般的な病気です。
この腫瘍は良性なものですので命に別状はありませんが、大きくなると、腰痛や、生理周期の乱れ、下腹部痛などを引き起こします。

 

閉経後は一般的にはこの子宮筋腫は小さくなります。
病院でも更年期の年代に差し掛かっている場合は、少し様子をみましょうと、閉経後に小さくなるのを見越して治療しないケースがあるほどです。

 

この点は今まで子宮筋腫で辛い思いをしていた方には少し嬉しいことかもしれません。

 

閉経後の美容やその他の病気への影響

 

閉経は美容にも大きな影響を与え、髪が薄くなったり肌が荒れたりというトラブルも起きやすくなります。
動脈硬化や心筋梗塞などの、血管のトラブルからの病気にもかかりやすくなります。
胸の痛みやハリなどを訴える人もいます。
風邪をひきやすくなったりなど、体質が変わってしまう場合もあります。

 

 

 

閉経でこれだけ体が変化してしまうというのは驚きますよね。
これはそれだけ、女性の体は子供を産んで育てるという使命の為に生物学上、女性ホルモンに守られてきたという証です。
閉経が近づいているのを感じたら、自分の体が変わっていることをしっかり自覚し、今までとは同じようにはいかないと自覚をしなければいけません。

 

今まで以上に体をいたわり、大切してあげたいものです。
また健康診断などは必ず毎年行くようにしたいものです。

 

 

閉経後の出血(不正出血)について

閉経後の不正出血

完全に閉経していれば生理は来ませんが、前の生理から1年以上経って、生理のようなものがが来る人もごく稀にいます。
最後の生理から1年経って出血があった場合は、ほとんどが不正出血です。

 

不正出血で、特に可能性が高いのは膣炎です。

 

膣は菌が入りやすい場所にあるため、自浄作用で菌の侵入や増殖を防いでいます。
その自浄作用は、エストロゲンの働きによって保たれています。

 

そのため、エストロゲンの分泌が減少する閉経後は、萎縮性膣炎の可能性が高まるのです。
この場合、血液とおりものが混ざっっているのが、特徴です。

 

子宮がんに注意

 

閉経後の不正出血で、特に心配なのが子宮がんです。
子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあり、閉経後の女性がなりやすいのは子宮体がんです。
子宮がんは、太っている人のほうが、なりやすい傾向があります。

 

脂肪からはエストロゲンが分泌され、エストロゲンは子宮がんを成長させるという特徴があるからです。
妊娠していない女性がなりやすいという特徴もあり、これもエストロゲンとの関係が示唆されています。
不正出血と同時に、下腹部に痛みを感じるのが特徴です。

 

子宮がんは、早期発見ならほとんどが治ります。
初期から出血があるのが特徴なので、この時点で治療を始めれば、ほぼ治せるということです。
多くの自治体でクーポンが発行され、無料や低額で検診が受けられるようになりましたから、積極的に利用しましょう。

 

脂肪から分泌されるエストロゲンは、子宮内膜を厚くすることもあります。
通常は、月経の時にはがれ出てきます。
月経と同じように、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちてきた可能性もあります。

 

 

 

 

閉経は遅いほうがいい?

 

女性の身体は、女性ホルモンに大きな恩恵を受けています。
体のあらゆる場所で、女性の美容と健康を守ってくれています。
肌も女性ホルモンの状態によって、荒れたり、綺麗になったりします。
骨の健康を保っていられるのも、女性ホルモンの影響が大きいです。
髪も、女性ホルモンが減ると薄くなりやすくなります。

 

だとしたら、閉経はできる限り遅いほうがいいのでしょうか。

 

 

確かに、閉経が遅い人は、肌や髪のボリュームを保っている人が多いです。
骨粗鬆症になる確率も、大幅に減らせるというメリットもあります。

 

 

ただし、閉経が遅い人にもデメリットはあります

 

大きなデメリットは、エストロゲンの影響により、子宮がんや乳がんになるリスクがあがるところです。
閉経が早く来る人のメリットは、乳がんや子宮筋腫のリスクが減るというのがあります。

 

ただし、早くから骨粗鬆症になるリスクが増えるなどのデメリットもあります。
中には、30代で閉経を迎える人もいます。
タバコを吸う人やストレスが溜まっている人、栄養が偏っている人は、早期閉経のリスクが高いです。
特に妊娠を望む場合は、早期閉経を避けるために、生活習慣を改めなければなりません。

 

閉経するということは、排卵がなくなったことを意味し、自然に子供を産める可能性が永久になくなるということです。
これは自然の流れで、悪いことではありません。
面倒な生理がなくなってよかったと思う人もいるでしょう。
またそれと同時に、女性としての役目が終わってしまった、女性じゃなくなってしまったというような寂しさを感じる人もいます。

 

どちらにしても、閉経後(その前後から)は明らかに体は変化していきます。
体調や体質、体形が変化しやすいので、今までとは違う健康管理が必要になります。
閉経後も気持も体も若々しくいつまでも女性らしくいられるように心がけたいですね。