更年期の冷え・冷え性|のぼせているのに手足が冷える

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更年期の冷え・冷え性|更年期には冷え性が悪化します

更年期の冷えは

女性は若い時から男性に比べると熱を作り出すことのできる筋肉が少ないため「冷え性」の方が多い傾向にありますが、更年期になるとそれがさらに悪化する傾向にあります。

 

「確かに・・昔よりも寒がりになった気がする・・」
「手足が冷たくて眠れない」
「冷えのために足がむくむ」

 

そうな風に感じることはないでしょうか?

 

冷えも更年期の症状の1つです。

 

また、更年期の冷えの場合はただの冷え性とは異なり、ホットフラッシュなどを併発していると、頭はのぼせたように熱いのに、手足は冷たく冷え切っているということもあります。
この場合は冷え性が悪化していることに気が付かず、ホットフラッシュの改善のためにさらに体を冷やしてしまったりして、知らぬ間に冷え性をさらに重症化させてしまっているケースもあります。

 

ここでは更年期の冷えについて解説していきましょう。

 

 

冷え性には2つのタイプがあります

 

同じように見える冷え性でも、実は大きく2つのタイプがあります。
血管収縮型と血管拡張型です。

 

血管収縮型冷え性

血管収縮型冷え性・末端冷え性

手先、足先などが冷えて冷たくなる冷え性です。

血管収縮型とはいわゆる一般的な冷え性の事で、筋力の低下や血行不良などから血管が過度に収縮し手足などの末端部分が冷えてしまうタイプの冷え性です。
冷え性の中の6〜7割はこの血管収縮型冷え性になります。
またこの血管収縮型冷え性にはさらにいくつかの種類があります。

 

 

 

末梢血管収縮型冷え性(四肢末端型冷え性・末端冷え性)
手先・足先などの部分は末端は体内の静脈と動脈が巡り合って交差する部分であり、体の中でも一番血液が届きにくいところ。
筋力の低下、運動不足などで血流量が低下し、この末梢血管まで血液が行き届かなくなり体が末端から冷えていきます
体は冷えていると感じていないのに、指先を触るとびっくりするくらい冷たいという方も多いことでしょう。
また足先はむくみにもつながります。

 

 

内蔵型冷え性(内蔵機能低下型冷え性)
体の内側である内臓が冷えてくる冷え性です。
手足の冷えのようになかなか自覚症状はないのですが、体の芯が冷えてしまっているので様々な体への影響が出やすくなります。
別名「隠れ冷え性」などとも言われています。
免疫力が低下したり下痢や便秘などの腸の環境も悪くなりがちです。

 

その他にも、「甲状腺機能低下型冷え症」「循環不良型冷え症」「セルライト型冷え症」などと呼ばれるものがあります。

 

ただし、一般的な手足が冷たくなっている冷え性と言えばこの中の「末梢血管型冷え性」でしょう。

 

血管拡張型冷え性

血管拡張型冷え性・全身冷え性

もう一つは血管拡張型冷え性です。
こちらはストレスなどによる自律神経の乱れなどにより血管が常に拡張している状態になり熱を放出し体温が奪われてしまう冷え性です。
手足などの末端だけが冷えるのではなく、全身が冷えてしまい、周りの人が暑い時期でも自分だけは寒かったりします。
ガタガタと震えるような寒さを感じ、夜も眠れない人も多いようです。

 

 

 

更年期の冷えの特徴は?

 

このように冷え性には手先や足先などの一部が冷える血管収縮性冷え性と、全身が冷える血管拡張性冷え性があります。
更年期に感じる冷えは、中には血管拡張性冷え性の方もいますが、一般の冷え性と同様に血管収縮性の末端冷え性ものが多いようです。

 

更年期の特徴的な症状の一つにはホットフラッシュやほてりなどがありますが、顔などがカーっと熱くなってしまっている状態の時でも実は手先・足先は冷えたままということが多いのです。
冷えほてりと呼ばれることもあります。)

 

 

また手先や足先もほてっているように感じても、実はそれは体の冷えを解消するために熱を一時的に出そうとしてるだけの場合もあります。

 

ホットフラッシュやほてり・のぼせなどの症状があると、「自分は冷え性は伴っていない。もっと冷やさなくちゃ!」
と体を冷やすことを考えてしまう方もいるのですが、ほてっている顔などの他の部分を冷やすとさらに冷え性が悪化してしまうこともあるのです。

 

このように更年期はとても複雑な体の状態を作っているので注意が必要です。

 

更年期の冷えの原因

 

ホルモンバランスの乱れ

更年期の冷えの原因も、やはり他の更年期の症状と同様に、女性ホルモンの急激な減少によるホルモンバランスの乱れです。

 

ホルモンバランスが乱れ自律神経が誤作動を起こし始めると、交感神経と副交感神経の調整がおかしくなります。
人間は寒くなると交感神経が優位に立ち皮膚の表面や末梢血管に血流を巡らせて体温を維持しようとします。
しかし、ホルモンバラスが乱れていると、この機能がうまく働かなくなってしまうのです。
そのため更年期には冷え性が悪化してしまうのです。

 

血行不良も冷え性の原因です。
ホルモンバランスの乱れはこの血行不良も招きます。

 

また更年期に差し掛かる年齢になると体の筋肉量も落ちてきているはずです。
筋肉は血液を心臓に送り込むポンプのような働きをしています。
この筋肉量の減少も血行不良をさらに悪化させてしまっているのです。

 

ストレスも血行不良の原因になります。
人間は緊張状態になると血管が収縮しています。
この状態が長く続くとうまく血液の循環ができす血行が悪くなってしまいます。
更年期にはイライラ・ウツウツなどの精神的症状を感じる方も多いでしょう。
こういう状態のときには同時に血行も悪くなっていることがあるのです。

 

 

更年期の冷えが起こす様々な症状

 

更年期に冷え性が悪化すると様々な症状を引き起こします。

 

  • 体が冷え切ってしまってなかなか眠りにつくことができない
  • 寒くて頭痛がする
  • 便秘が悪化する
  • 下痢気味になる
  • 冷えから体が硬くなり肩こりや腰痛に
  • 手足がしびれる
  • むくみがひどい
  • 足がつる

 

このような症状以外にも、体が冷えているといことは内臓の健康維持にも大きく影響します。
大きな病気を引き起こす原因にもなりかねますので、だたの冷え性と片付けることなくしっかりケアしていきたいものです。

 

 

冷え性の改善方法

 

更年期の冷え性に限らず、体の冷えは女性にとって大敵です。
でもちょっとした工夫で改善できる方法もありますので、冷え性の改善方法を紹介していきましょう。

 

運動・筋肉を鍛える

 

冷え性からむくみへ

冷え性の原因の一つは筋力の低下による血行不良です。

これは特別更年期障害が出ているということに限らず、年齢を重ねることで出てくる症状。
ですので今後歳を取っていくとどんどん悪化していきます。
しっかりとした運動はなかなか取り入れるのは難しかもしれませんが、ウォーキングやスクワットなどの手軽な運動だけでも続けていくといいでしょう。

 

 

運動不足による血行不良は足のむくみにも繋がっています。
夕方になると足首がパンパンになったり、指で押すと跡がしっかりついてしまうといったむくみの症状のある方は要注意です。

 

管理人

運動が嫌いで寒かったり暑かったりすると外を歩くのもおっくうになってしまうという方は、自宅でできる「ステッパー」「サイドステッパー」などがおすすめです。

エアロバイクやウォーキングマシーンなどは場所も取るのでちょっとなあ・・という方でも、ステッパーなら新聞紙1枚のスペースでOK。
私もサイドステッパーを購入し、毎日ドラマなどを観ながら運動を続けています。
わざわざ運動をしようと思うとなかなか続きませんが、テレビを見てる時間で・・・という「ながら運動」にすると継続しやすいですよね。
夜になるとむくみでパンパンになっていた足首がかなり改善されました。
簡単な運動なのにしっかりやると息も上がるくらいの運動量。体も温まりいい運動になってるなと実感しています!

 

手先・指先のマッサージ

 

ハンドマッサージ

体は暖かくても手の指先を触るとびっくりするくらい冷たくなっていることはありませんか?

これは典型的な末梢血管収縮型冷え性です。

 

指先などがいつも冷たくなっている場合は、手首や指先のマッサージをしていきましょう。

 

手首から指先まで反対の手を使って丁寧にもみほぐすようにマッサージをしていきます。
この際にハンドクリームなどを少し多めにつけ、そのハンドクリームが全て手に浸透するようにマッサージしていくとハンドケアにもなり一石二鳥です。
(多すぎたかな?と思うくらいの量をもみこんでいくといい具合に時間もかかり、指先まで温かくなってきます。)

 

指先が冷えやすい方はまめに指が冷えてないかチャックして、冷たくなってると感じたらいつでもマッサージをするというのを心がけてみてください。
指が温まってくると少しして体の方も気が付けば温まっているというのを実感できると思います。

 

足の冷えのケア

5本指ソックス

足もとても冷えやすい部分です。
特に冬は足が冷えすぎて眠れないという方も多いのではないでしょうか?

 

足の冷え防止にはとにかく冷やさないことが一番です。
最近増えてきた5本指のソックス。このタイプのソックスは足の冷えの防止にはかなりおすすめのアイテムです。
保温はもちろんですが、5本の指を開いて履くため血行が促進されます。
冬はこの上にさらに保温効果の高いソックスを重ね履きするといいでしょう。
この2枚重ねでかなり足の冷えは改善されると思います。

 

冷えを改善する入浴方法

 

入浴後はどんなに冷え性がひどい方でも体があったまる時です。
せっかくですから体を芯から温め、その効果を長時間持続させたいですよね。

 

半身浴

お風呂の温度は好みがあるとは思いますが、体をしっかり温めるなら、高温で短時間ではなく、低めの温度で長時間浸かること。
熱いお風呂に浸かるとのぼせてくるのであったまったと勘違いしてしまいますが、実は体の芯まではあったまっていないこともあるのです。
冷え性改善のために入浴するならできるだけ長くゆっくりとお風呂に入る習慣を身につけましょう。

 

夏などは半身浴などでもいいのでのぼせずじわっと汗が出てくるくらいの入浴法がいいでしょう。

 

それほど入浴に時間が取れないという事情がある場合には、入浴剤などを使って早く温まるのもいいでしょう。
少量お塩などを入れて温まるのもいいと思います。

 

しっかり温まるとしばらくは暑いとは思いますが、せっかくあったまった体を冷やすのは厳禁。
少し落ち着いたらできるだけ早く靴下などをしっかり履き、髪の毛も早く乾かしておきましょう。

 

冷えの特効薬「養命酒」

養命酒

冷えの特効薬としては「養命酒」があります。
養命酒は400年もの歴史を持つ薬用酒。
アルコールに生薬が溶け込んでいて、少量を飲むだけで体がポカポカとしてきます。

 

眠れないような冷えに悩んでいる方は寝る前に飲んでみると体も温まり、アルコールの力も加わり心地よい眠りを誘ってくれます。
もちろん冷えだけではなく様々な効用もありますので参考にしてみてください。
(詳しくは→薬用養命酒

 

冷え性対策のツボ

 

冷え性に効果のあるツボもあります。
常に冷え性に悩まされている人は、いくつか覚えておき、気が付いた時に押しておく癖をつけてみてはどうでしょうか?

 

三陰交(さんいんこう)

 

冷えに効果がある代表的なツボの一つです。
くるぶしから指4個分上の位置(小指から4本指を添えてみる)で、骨と筋肉の境目にあたる場所が三陰交になります。
体が冷えているとじわっと心地よい痛みがあると思います。

 

三陰交のツボは冷え性の他にも、むくみ、のぼせ、自律神経失調症などにも効果があると言われています。
冷えからくるむくみもある場合はこのツボが一番です。

 

少し痛く感じるようにゆっくりと数回押すといいでしょう。

三陰交

太衝(たいしょう)

 

太衝はホットフラッシュ改善のツボとしても紹介したツボです。
足の甲の第2関節の始まりで親指と人差し指の交わるところがこの太衝というツボになります。
押すと痛みがあります。

 

太衝は血行を良くし、足の冷えを改善します。
自律神経の乱れを整える効果もあるためホットフラッシュなどを抑える時にも使われます。
他にも疲労回復や眼精疲労などにも。

 

太衝

 

八風(はちふう)

 

こちらも足先の冷えによく効くツボです。足先の血行が良くなり、末梢血管に血を送り込みます。
両足の指の付け根の間の部分が八風。左右4か所です。
即効性もあるので足が冷えて眠むれないという時などに刺激すると眠りやすくなるでしょう。

 

1か所ずつ少し強めに押し、最後に足先のストレッチもしてみましょう。
これでかなりポカポカしてくると思います。

 

八風

 

指間穴(しかんけつ)・虎口(ここう)

 

最後は手のツボです。
場所は八風の位置が指になっていると考えてください。指の付け根の間の部分、水かきのところ左右4か所です。
親指の付け根の部分は虎口と呼ばれていますが効果は同じです。)

 

手の血行を良くし、冷えを解消します。
自律神経の乱れなどにも効果的です。

 

手のマッサージをする際にこの部分のツボもしっかり押しておくといいでしょう。

指間穴

 

更年期サプリは冷え対策にも

高麗人参

他の更年期の症状もある場合には更年期サプリで冷えも解消するというものおすすめです。
大豆イソフラボン系の更年期サプリも高麗人参のサポニン系のサプリも自律神経の乱れを正してくれるので、更年期の冷えには効果的ですが、より「冷え」に特化して考えるなら高麗人参系の方がいいでしょう。

 

高麗人参に含まれるサポニンは血液をサラサラにし血管を広げて血流を良くするという作用があります。
血流が滞っている末端の血管にも血が通ういやすくなりますので、冷え性にはより効果的なのです。

 

 

冷え性対策になる食べ物・飲み物

 

普段口にする食べ物や飲み物も冷え性の改善になります。
一般的に言われている体を温める食べ物は「旬が冬の食品」です。
反対に体を冷やす食べ物は「夏が旬の食品」。

 

また土の中で育つ食品は体を温め、土の上に育つ食品は体を冷やします。

 

体を温める食べ物
かぼちゃ、たまねぎ、にんじん、じゃがいも、ごぼう

 

体を冷やす食べ物
ナス、キュウリ、トマト、レタス、キャベツ

ショウガの飲み物

たんぱく質を含む肉や魚などの食品も体を温めます。

 

また発酵食品と言われる食材、納豆、チーズ、味噌、醤油なども体を温めます。

 

また即効性のあるものを取り入れるならお茶などの飲み物ががおすすめ。
紅茶・ごぼう茶・ショウガ茶(ショウガ湯)、ルイボスティーなどはしっかり体が温まります。

 

特にショウガは体を温める効果としては一番の王道です。

 

ジンジャーティなどの飲みやすいタイプのものもありますので常用のお茶に是非。

 

 

 

更年期の冷えは気が付くことが肝心

更年期の冷えは

更年期の冷え性は、ホットフラッシュやのぼせ、ほてりなどの症状も出ているとなかなか気が付かないものです。
そのために冷え性だとは気が付かず、若い時よりも体を冷やしてしまっていることもあります。

 

またホットフラッシュで一時的に汗をかいてしまったりした後にそのまま体が冷え切ってしまうこともあります。

 

暑くなったり寒くなったり・・・自分の体なのにどうしてもなかなかいうことを聞いてくれないのが更年期の体。
悲しいですけど、それを認め理解していくのが一番のケアになります。

 

末端冷え性は気が付きにくいのですが、まめに自分の手先を触ってみるなどして、冷えていないかどうかを確認しましょう。

 

そして冷えているなと感じたら上記で紹介したようなマッサージやツボ押しなどをして、ケアしてみてください。

 

手に触れる→マッサージ(ツボ押し)

 

を是非当たり前の習慣にしていただけたらと思います。

 

また足先の冷えも同様です。
足の冷えはひどいむくみにもつながりますので、ちょっとした運動を日常に取り入れるなどしてこちらもケアしていきましょう。

 

冷え性は更年期で一気に悪化する傾向にありますが、更年期が終わっても改善するものではありません
歳を重ねれば重ねるほど悪化していくもの。
これからずっと付き合っていくものです。

 

寒いという辛さだけではなく、他にもいろいろな病気の引き金にもなります。

 

ぜひ冷えていて当たり前!ではなく、体を温める温活生活をはじめてみてください。