命の母|更年期の薬(医薬品)命の母の効果と副作用は?

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更年期の薬、小林製薬「命の母」ってどうなの?

命の母

更年期対策の市販薬として有名な「命の母」

テレビCMなどでも有名ですので知っている方も多いと思います。

 

この命の母は奇抜なネーミングで有名な小林製薬の商品。

 

アンメルツヨコヨコ、アットノン、ガスピタン、のどぬーるなどの医薬品や、消臭元、ブルーレットなどの日用品など誰もが知っている商品をたくさん販売している老舗製薬会社です。

 

この小林製薬が命の母の発売を開始したのが2017年。
ですが、実際には命の母はもともと笹岡薬品株式会社という製薬会社が開発した商品で、小林製薬はこの営業権を譲渡された形になっています。
笹岡薬品株式会社が命の母を開発して売り出したのは、なんと1903年(明治36年)。
100年以上の歴史のある薬です。
このように古くからある薬ですが以前はそれほど注目されてきませんでした。
ですが大手メーカーの小林製薬が営業権を持ったことでここ数年で大きく注目されるようになりました。

 

更年期障害の医薬品としては初めて世間に認識された薬でもあり、「更年期は薬でもよくなるんだ、効果があるんだ」とこの命の母の登場によって知った方も多いでしょう。

 

ここではこの命の母の成分や効果、また更年期サプリとの違いなどを詳しく解説していきます。

 

命の母の種類

 

更年期の医薬品の代名詞ともいえる「命の母」ですが、実は現在は2種類のタイプが発売されています。

 

命の母A

1つは命の母A

こちらが更年期障害の方対象の薬になります。
更年期の諸症状、イライラ・不安感・倦怠感などの精神症状から、ホットフラッシュ・ほてり・頭痛・肩こりなどの体の不調に対して効果を発揮します。
対象は更年期の女性40代から50代です。


 

命の母ホワイト

もう1つは命の母ホワイト

こちらは新しく発売された薬で、生理痛やPMS(月経前症候群)などが対象になります。
イライラや憂うつ感、生理不順、冷えといった慢性的な症状にも効果を発揮します。
対象は20代から40代の女性。更年期を迎える前の女性が対象になっています。

 

どちらも成分的には同じものや似たものが入っているのですが、配合量は少しずつ異なっています。
ですので更年期のために飲むなら命の母Aを選びましょう。
特に命の母Aには精神的症状に効果の高い成分が多く含まれています

 

命の母の成分は?どうして更年期に効くの?

 

更年期に効果がある成分はいくつかあります。
まず代表的なものは大豆イソフラボン。
そして高麗人参のサポニン。

 

この2つについてはこちらで紹介しています。
大豆イソフラボンの更年期サプリ|おすすめはこれ
高麗人参サポニンのサプリ|更年期におすすめはこれ

 

命の母はこの2つとは異なり「生薬」が成分となっている東洋医学系の漢方薬のお薬です。

 

東洋医学とは?

 

現在一般的である西洋医学は体の悪い部分、頭なら」頭、目なら目、というようにその部分の疾患に注目しそこを改善しようとする医学ですが、東洋医学は体全体のバランスを整えることを第一優先として治療をします。
体には「気」「血」「水」という3つの基本要素があり、このバランスのが整えば自然治癒力が高まり疾患が出ている頭や目といった部分も治癒するという考え方です。

東洋医学の考え

 

 

命の母Aの成分|13種類の生薬で構成

命の母Aには13種類の生薬が配合されています。

 

  • ダイオウ【大黄】(175mg)
  • センキュウ【川きょう】(100mg)
  • コウカ【紅花】(50mg)
  • シャクヤク【芍薬】(300mg)
  • トウキ【当帰】(300mg)
  • カノコソウ【鹿子草】(207mg)
  • ケイヒ【桂皮】(170mg)
  • コウブシ【香附子】(50mg)
  • ニンジン【人参】(40mg)
  • ソウジュツ【蒼朮】(100mg)
  • ブクリョウ【茯苓】(175mg)
  • ゴシュユ【呉茱萸湯】(40mg)
  • ハンゲ【半夏】(75mg)

 

これらの成分は、3大婦人薬といわれる更年期の漢方薬にも配合されるものが多く入っています

 

漢方薬

有名漢方薬「加味逍遙散」にはトウキ、シャクヤク、ブクリョウ、センキョウ、ソウジュツなどが入っていますし、

「当帰芍薬散」にもトウキ、シャクヤク、ブクリョウ、センキョウ、ソウジュツが入っています。
「桂枝茯苓丸」にもケイヒ、シャクヤク、ブクリョウが入っています。

 

ここの代表的な婦人薬の生薬ににダイオウ、コウカ、コウブシ、カノコソウ、ニンジン、ゴシュユ、ハンゲなどを加えています。

 

この中のカノコソウ(鹿子草)は他の医薬品ではあまり使われているのを見ませんが、命の母の特徴ともいえる生薬の一つでイライラや落ち込み、また興奮などの精神的な症状に特に効果を発揮します。
販売元である小林製薬が薬理実験などを通して研究を重ねている一押しの生薬です。

 

また生薬以外ではビタミン類として、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6,ビタミンB12、パントテン酸カルシウム、葉酸、タウリン、ビタミンE、リン酸水素カルシウム水和物、ビオチン、精製大豆レシチンなどが入っています。
(ちなみに命の母ホワイトにはコウカ、カノコソウ、コウブシ、ゴシュユ、ハンゲとビタミン類は入っていません。代わりにボタンビ、トウニン、タクシャが入ります。)

 

命の母の効果は?

 

イライラなどに

更年期の症状全般に効果があると謳われている命の母Aですが、具体的には以下のような効果があります。

 

身体的症状である「のぼせ」、「肩こり」、「ホットフラッシュ」、「多汗」、「体が重い」、「めまい」、「冷え性」。
また精神的症状である「イライラ」、「やる気のなさ」、「倦怠感」。

 

命の母は東洋医学の考えから体全体のバランスを整えます。
更年期は女性ホルモンの減少により自律神経が乱れることによって思っていますので、この乱れを治すことによってさまざまな症状に効いていくという仕組みです。

 

ですので、その効き目はすぐに!というわけにはさすがにいきません。
最低でも1か月、できれば2か月〜3か月くらいは気長に体の調子が変わってくることを待つ必要があります。

 

医薬品というとすぐに効果があるように錯覚しがちですが、この命の母は漢方薬ですので、じっくり効いてくるお薬と考えておくといいでしょう。

 

 

命の母の副作用の心配は?

 

命の母は医薬品ですのでサプリメントとは異なり副作用の心配は多少出てきます。

 

まず飲む前に注意が必要な人は、

次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦または妊娠していると思われる人
(3)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
(4)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)
(5)胃腸が弱く下痢しやすい人
※小林製薬公式HPより

となっています。

 

そして副作用については、

 

皮膚に起こる副作用として発疹・発赤、かゆみ
消化器官として胃部不快感、食欲不振、吐き気・嘔吐、はげしい腹痛を伴う下痢、腹痛

 

などの副作用の可能性があrます。

 

ほとんど副作用の出ない生薬もあるのですが、命の母に含まれる生薬の中の以下のようなものは少し強い薬であるため、このような副作用の心配も出てしまうようです。

 

ダイオウ【大黄】は便秘に使われる代表的な生薬。
便秘を改善するということは腸の蠕動運動を促すということになりますので、必然的に腸が弱い方は腹痛が起こりやすくなります

 

センキョウ【川?】は血の巡りなどを改善する生薬ですが、過剰に摂取すると耳鳴りや嘔吐、めまい、鼻血などを引き起こす可能性があります。

 

トウキ【当帰】・シャクヤク【芍薬】は血行を良くし、貧血の改善むくみなどに効果がありますが、食欲不振、胃のもたれ、吐き気などの副作用の心配があります。

 

副作用があるというのは効果がある事の裏返しでもあると思うので、悪いことではないと思います。
ただ胃腸が弱い方はちょっと控えた方がいいかもしれません

 

他の薬やサプリとの飲み合せは?

 

副作用と同時に注意しておかなければいけないのがその他の薬との飲み合せです。

 

サプリメントの場合健康食品ですので基本的には一緒に服用してはいけない薬やサプリメントというのはありません。
でも命の母は医薬品ですので、一緒に飲むことは推奨できない薬もあります

 

頭痛薬として有名な「バファリンシリーズ」などは鎮静剤としてイブプロフェン、アセトアミノフェンなどが使用されています。
これらは生薬系の命の母と一緒に服用しても問題はないようです。
また風邪薬の「パブロン」なども成分は被らないので基本的には問題はありません。
(葛根湯などの漢方系の風邪薬は一緒に飲まない方がいいようです。)

 

ただ命の母は医薬品である以上は、命の母以外に何かお薬を飲む場合は、病院のお薬の場合は医師に、薬局で購入する場合は薬剤師に相談してから購入するようにしましょう。

 

女性ホルモンが低下し免疫力が下がってきている私たちの体では今まで大丈夫だったことも敏感に反応するようになります。
薬剤の副作用は命のかかわるものも多いので(スティーブン・ジョブズ症候群など)、注意していきたいものです。

 

 

更年期サプリのほうがおすすめ

このように命の母は医薬品ですので漢方薬とはいっても多少の副作用や飲み合せの心配はあります。

頭痛薬のように痛いと思ったその時だけ飲めばいい薬ならいいのですが、更年期の薬は何年も飲み続けるもの。
その期間ずっと「この薬は併用して飲んでも大丈夫だろうか?」と毎回考えなくてはならないのかな・・・と思うと、
私は更年期には医薬品ではなくサプリメントでいいものを探した方がいいのではないかな?という結論に達しました。

 

日頃から頭痛や胃痛なども起きやすいので、痛いときにさっと飲める薬は私には必須。
なので長く飲み続ける更年期対策にはあえてサプリメントを選びました。
命の母もいいお薬だとは思いますが、普段から何かの薬を飲むことが多い方はちょっとこの点も考えてみるといいと思います。

 

命の母の価格(値段)

命の母Aは1回4錠で1日3回になります。

 

84錠(7日分)756円(税込)
252錠(21日分)1,944円(税込)
420錠 (35日分)2,808円(税込)
840錠 (70日分)5,076円(税込)

 

35日分の瓶の場合は1日あたり80円、70日分の大瓶では72.5円になります。
長期で考えると比較的続けやすい価格です。

 

命の母口コミでの評判は?

 

命の母に対する口コミ評判は人それぞれのようです。
@コスメなどに寄せられている口コミを見ると、かなり更年期が軽減されたという口コミもありますし、あまり実感できず途中でやめてしまったという方もいます。

 

全体的にはのぼせやほてり、ホットフラッシュ、めまいなどの身体的症状よりも、イライラや落ち込みといった精神的症状の緩和に効果的だったという方が多い印象です。

 

 

命の母とルビーナとの違い

 

ルビーナ

命の母と同様に更年期の医薬品ではタケダ漢方の「ルビーナ」があります。

こちらも漢方系の生薬の更年期の薬です。

 

成分はトウキ、シャクヤク、センキョウ、ジオウ、ブクリョウ、ケイヒ、ソウジュツ、カンゾウが入っています。
命の母よりは配合している成分は少ないですが、ジオウはルビーナだけの特徴です。

 

 

効果も命の母と同様に更年期全般に効きます。

 

価格は
60錠(約6日分):1,382円(税込)
180錠(20日分):3,226円(税込)
252錠(30日分):4,298円(税込)

 

1日当たりは150円前後になります。
大瓶がない分命の母と比較すると2倍くらいの価格になっています。

 

 

命の母は男性でも効果があるの?

 

男性の更年期

更年期は女性だけではなく男性にもあります。

ただ、女性の更年期障害は女性ホルモンであるエストロゲンの減少が原因なのに対し、男性の場合は男性ホルモンのテストロゲンの減少が原因です。
(詳しくは→男性の更年期障害の症状と対策
ですので女性用の更年期のお薬やサプリメントが男性にも効果があるとは限りません。

 

命の母の場合は漢方の婦人薬がベースになっています。
ですので、成分からみると男性にはあまり効果がないということが想像できます。
体に悪いものはもちろん入っていないので害がでることはないかもしれませんが、男性の更年期対策の薬としては適しません

 

大豆イソフラボンのサプリメントも、女性ホルモンと似た性質を持つ大豆イソフラボンを摂取することでそれを補おうとするものですので男性には効果を期待できません。

 

更年期のお薬やサプリメントを男性が選ぶなら自律神経に働きかける高麗人参系のサプリメントがおすすめです。

 

高麗人参のサプリメントについて
高麗人参サポニンのサプリ|更年期におすすめはこれ

 

 

 

更年期のお薬、サプリメントは個人で合うものが違います

 

自分に合った更年期対策を

更年期のお薬やサプリメントはベースになる成分がいろいろ異なります。

 

命の母のように漢方薬がベースのもの、大豆イソフラボンで女性ホルモンを補うタイプのもの、高麗人参のサポニンで直接自律神経の乱れを整えるタイプのもの。
結果としては、女性ホルモンの乱れからくる自律神経の乱れを整える働きをするのですがアプローチの仕方が違います。

 

更年期のお薬やサプリメントは飲まないよりは飲んだ方がずっといい!と私は実感しています。
本当に気持ちも体も楽になりますから。

 

ですが、どのタイプのものがより自分に合うかは人それぞれです。

 

更年期のお薬はは3年〜5年、長い人では10年くらいのお付き合いになります。
ですから是非自分にしっくりきてより効果を実感できるものを選んでほしいと思います。