更年期障害とは

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更年期障害とは「女性の身体と更年期」

更年期障害

人間には二種類の人間がいます。男性と女性です。身体のつくりが違います。

※生まれたときに持っている遺伝子が違うという話は置いておきます。

 

男性は男性ホルモン、女性は女性ホルモンが多く分泌されることによってそれぞれ特徴ある身体のつくりになっています。
男性と女性で一番大きな違いは、女性は子宮があり、排卵するようになり、妊娠するということですよね。
どうやら女性ホルモンと女性の身体には大きな関わりがありそうだということがわかるでしょうか。

 

生態学的に、男性と女性はそれぞれ子供をつくるための役割がありますから、それぞれのホルモンの働きがなければ性別の特徴も無くなってしまい、繁殖行為もできなくなってしまいます。
ホルモンと身体の構造は密接にかかわっていることがわかると思います。

 

このような関係があり、女性特有の器官である卵巣からは、当然多くの女性ホルモンが分泌されています。
中でも、卵胞から分泌されるエストロゲンというホルモンがよく知られている女性ホルモンです。

 

しかし、生物には老いがあります。
歳を取ると生物は体力が無くなり、子供をつくることができなくなります。
人間も例外ではなく、女性が歳を取って起きる一番大きな体の変化は「閉経」です。歳を取るに連れて月経不順になり、月経が来なくなり、いわゆる更年期に入っていきます

 

 

更年期は生殖機能が失われる時

女性ホルモンと年齢の関係

女性ホルモンは、思春期を迎える10代の頃に卵巣からの分泌が急速に増えていき、20代30代のちょうど妊娠の適齢期(成熟期)にはたくさんの女性ホルモンが分泌されます。
そしてこれが更年期といわれる閉経の前後には急速に減少します。
子供を産んで育てるという役割が身体上は終わったとみなされてしまうからです。

 

思春期になると子供の気持ちが不安定になると言いますが、これは実は更年期とよく似た現象ともいえます。
女性ホルモンが急激に増えたり、減ったりすることで心身ともに不安定になってしまうのです。

 

反対に子供を産んで育てる時期にあたる成熟期には、女性の体は女性ホルモンの働きによって男性よりも守られています。
心臓病や脳関係の疾患など、この時期の男性に比べると女性の方が発症率はかなり低くなっています。
(※詳しくはこちらで解説しています→更年期障害の原因

 

 

 

 

身体の不調と更年期

バランス

ホルモンには男性ホルモンと女性ホルモンがありますが、女性でホルモンバランスの崩れというのはやはり女性ホルモンの事をさします。
というのも、女性の場合は体内にあるホルモンのうちの95%くらいが女性ホルモンだからです。
(男性は男性ホルモンと女性ホルモンの割合はおおよそ50%くらいずつになっています)

 

そしてホルモンは身体の調子を整えるためにとても重要な働きをしています。
例えばホルモンバランスが乱れると、シミやニキビなどの形で肌に顕著に現れてきたり、なんだか体調が悪いとか、免疫力が下がり風邪にかかりやすくなるなどの症状が起こっていました。
そんな時は規則正しい生活習慣をすることで幾らか健康を手に入れることができます。
ぐっすり寝るだけで肌の調子が良くなるというように、ホルモンと体調には深い関係があり、良い生活習慣を心がけるだけで若いうちはホルモンバランスが整っていきます。

 

逆に、夜更かしや寝不足をして体調が悪くなる一つの理由がホルモンバランスでもあります。

エストロゲンが足りない!

一方で更年期の女性は、閉経が近づくに連れて卵巣機能が弱まっていき女性ホルモンが生理不順が起こります。
卵巣機能が弱まると、卵胞も無くなるのでエストロゲンが作れず女性ホルモンはどんどん減少しています
すると脳は身体の変化に対応できずに「エストロゲンが足りない!」という指令を出し続けることになります。
今まで長年女性の体を守っていた女性ホルモンが生成されないわけですから、脳はパニックになって当然でしょう。

 

その結果、ホルモンのバランスはどんどんを崩れていきますし、脳の誤信号は自律神経を乱していきます。
そして、様々な身体の不調が起こりはじめるのです。
これが更年期障害です。

 

症状についてはこちらのページでさらに詳しく解説しています
更年期障害の症状

 

 

閉経して5年程経つと、身体はホルモンバランスの変化に慣れてきて、更年期障害は段々と落ち着いていきます。
女性の閉経の時期および更年期が「40代後半から50代前半」とされているのは、閉経が起きてから身体が変化に慣れるまでを指しているというわけです。

更年期の続く期間についてはこちらでさらに解説しています
更年期障害の続く期間

 

更年期かな?更年期障害のチェックリスト

 

更年期の診断は婦人科で検査を受けることができますが、自分でセルフチェックができるように
日本産婦人科学会から「 日本人女性の更年期症状評価表」というものが出ています。

 

こちらでチェックすると自分が更年期かどうかの初期判断ができます。

 

症状

 

症状の程度

1.顔や上半身がほてる(熱くなる)      
2.汗をかきやすい      
3.夜なかなか寝付けない      
4.夜眠っても目をさましやすい      
5.興奮しやすく、イライラすることが多い      
6.いつも不安感がある      
7.ささいなことが気になる      
8.くよくよし憂鬱なことが多い      
9.無気力で疲れやすい      
10.眼が疲れる      
11.ものごとが覚えにくかったり、物忘れが激しい      
12.めまいがある      
13.胸がどきどきする      
14.胸がしめつけられる      
15.頭が重かったり、頭痛がよくする      
16.肩や首が凝る      
17.背中や腰が痛む      
18.手足の節々(関節)の痛みがある      
19.腰や手足が冷える      
20.手足(指)がしびれる      
21.最近音に敏感である      


※出典:日本産婦人科学会「日本人女性の更年期症状評価表」
これらの項目のいくつかに「強」になっていたり、「弱」でも複数の項目にチェックが付く場合は、「これは更年期の影響かも?」と疑ってみることをおすすめします。

 

 

病院で詳しい検査も受けられます

 

また自己判断で「更年期かも?」という疑いがある場合は、病院で詳しい検査を受けてみるのもいいでしょう。
更年期の検査はみんなが受けているものではありませんが、早めに診断を受けて楽になっている方もたくさんいます。
費用も保険診療の検査の場合は5,000円ほどです。

 

 

男性にもある更年期障害

男性にもある更年期

また、更年期障害が起こるのは女性だけではありません。
男性にも更年期障害はありますし、若い頃から更年期障害と同様の症状が起きることもあります。
ですが、若年性更年期障害は症例が少ないですし、男性の更年期障害は女性と違って時期が定まっていないことなどからあまり有名ではありません。


男性の場合の症状はこちらで解説しています
男性にもある更年期

 

 

プレ更年期【若年性更年期障害】

男性の更年期

また、プレ更年期とも呼ばれる「若年性更年期障害」というのもあります。

これはまだ年齢的にも更年期を迎える歳ではない20代や30代の若い女性に見られる更年期と同様の症状のことを言います。
閉経にはまだまだ遠く、女性ホルモンも潤沢な時期であるにも関わらす、なんらかの事情で卵巣機能が弱まってしまうと起こる症状です。


若年性更年期障害についてはこちらで詳しく解説しています
若年性更年期障害とは

 

 

 

このように更年期は本来でしたら閉経の前後になって女性の卵巣機能が弱まり女性ホルモンを作れなくなるのが更年期障害ですが、
それだけではなく、男性や若い女性でも更年期の症状が出てしまう場合があります。

 

また更年期障害は身体の不調であり、「歳を取ったから仕方がない」と我慢すべきではありません。
適切な治療を受けたり、生活習慣を改善したり、サプリメントで女性ホルモンの調整を行うだけでも大きく改善することがたくさんあります。

 

更年期がどういうものかをしっかり理解して、自分にあった更年期対策を是非見つけてみてください。

 

いろいろな方の体験談も参考になりますので、ぜひこちらも読んでみてください。