更年期の喉の渇き|喉が渇く・口が渇くのも更年期の特徴です

MENU

喉がいつも渇くんだけど?これも更年期の特徴なの?

更年期で喉が渇く?

更年期に入って、気が付いたことのひとつ。

そのひとつがこの「のどがやたらと乾く」ということ。
もともと水分は良く摂る方でしたが、
更年期と意識してから思い直すと、そういえば異常にのどが渇くような気がする・・・と。

 

また私の母も40代の後半から50代の半ばまでのころ(今考えれば更年期真っただ中だったわけですかが)、
やたらにのどが渇くといっていつも何かを飲んでいたのを思い出しました。

 

そうなのです。この異常にのどが渇くというのも実は更年期の症状の特徴の一つだったのです。

 

こちらではこの更年期の「のどが渇く」という症状について解説したいと思います。

 

 

なぜ更年期だとのどが渇くのか?更年期で喉が渇く原因

 

更年期でのどが渇く原因としては大きく2つあります。

 

その一つはホットフラッシュによって大量の汗をかくことによる体内の水分量の不足です。
ホットフラッシュについてはこちらの記事でくわしく解説していますが(→ホットフラッシュについて)、ホットフラッシュとは体内のホルモンバラスが崩れることにより、自律神経が乱れ、更年期に体が急にのぼせたり、カァーと熱くなったり、突然に大量の汗をかいたりという症状にみまわれるのがホットフラッシュの典型的な症状です。

 

ホットフラッシュは本来汗をかかなくてもいい状態であるのに、自律神経の乱れから汗をかいているわけですから、当然体の水分量は減少してしまいます。
ですので体が水分を欲してのどが渇くというのは当然だとも言えます。

 

もう一つは、ホルモンバランスの乱れ、女性ホルモンの急激な減少、そして自律神経の乱れによって、唾液の分泌量が減少してしまうことが原因であることもあります。
唾液の分泌量が減ると当然口の中は乾いた状態になります。(これをドライマウスと言います

 

口が渇く→のどが渇く

 

というように更年期でのどが渇くという症状になってしまうのです。

 

ドライマウスは喉が渇くだけではありません

ドライマウスになると口の中が乾いてしまうので、同時に、

  • 舌と歯がくっついてしまいこすれてしまったり
  • 口がパサパサしているのでうまく食べ物が呑み込めなくなったり
  • 口が回らなくなってうまくしゃべれなくなる

 

こともあります。

ドライマウスで口臭が

まだ唾液が減ってしまうと

  • 口臭がきつくなる

 

ことがあります。

 

唾液にはサラサラした唾液とネバネバした唾液があります

 

 

サラサラした唾液には酵素がたっぷり含まれていて口臭の原因となる嫌気性細菌があまり含まれません。
ネバネバした唾液には嫌気性細菌が多く発生しています。
口に潤っている状態では唾液がサラサラですが、口が渇いていれば唾液は水分の少ないネバネバ唾液になります。
口臭を防ぐには唾液の水分量を増やしてよい唾液を出さなくてはならないのです。

 

 

のどが渇けば水を飲めばいい?

水を飲む

「のどが渇くなら水を飲めばいいんじゃない?」

 

確かにその通りではあるのですが、これはのどの渇きの問題だけではすみません。

 

ホットフラッシュで大量の汗をかくことによるのどの渇きならば水分の摂取は問題ありません。
反対に水分を取らないと脱水気味になってしまうのでどんどん取るべきです。

 

ただもうひとつの「ドライマウス」。
このドライマウスからくるのどの渇きの場合は、実際には口が渇いてのどが渇いているだけですから、本来体そのものが水分不足になっているわけではありません
自律神経が正しく命令を命令を出していないために起こるのどの渇きです。

 

ですのでのどの渇きに合わせてどんどんと水分を取ってしまうと、必要のない水分まで体に取ってしまうことになります。

 

必要以上に水分を取ってしまえば、当然頻尿になります。
更年期になってたらトイレが近くなった気がするという声もよく聞きますが、これはこの水分の摂り過ぎで頻尿になってしまったということが原因だったりするのです。

 

また水分の摂り過ぎはむくみも引き起こします。

むくみに繋がります

更年期はもともと上半身は血行がよくても下半身は血行が悪く、足のむくみなどが出やすくなっています。

そのうえ過剰な水分を摂取してしまうと余計にむくみがひどくなります。
「更年期のむくみ」も、更年期の困った症状として問題化されています。

 

更年期ののどの渇きで水分の過剰摂取、そしてむくみにというのもとても多くみられるケースなのです。

 

「のどが渇くなら水を飲めばいいか」そう簡単にいかないのがこの更年期ののどの渇きなのです。

 

 

冷たい水の一気飲みは危険

冷たい水をごくごく

ホットフラッシュで体が熱くなったり大量の汗をかいている時はもちろん、ドライマウスによるのどの渇きの時でも、ついつい冷たい水(飲料)を一気飲みしてしまいたくなります。

 

でもこれは胃腸機能が弱まってきている私たち更年期の世代にとってはかなり危険です。

 

冷たい飲み物をかなり胃腸に負担をかけます。
胃腸の調子が悪ければ消化不良、代謝不良となり、体調に支障もきたします。

 

また冷たい飲み物は冷え性の原因にもなります。
冷え性も更年期世代の私たちの多くの悩みのひとつです。

 

冷たい飲み物は体に悪いというのもありますが、内臓を冷やすために内臓脂肪を蓄えようとすることから太る原因にもなります。
また血行が悪くなり、抜け毛や薄毛の原因にもつながります。

 

 

このように冷たい飲み物は残念ながら私たちの体にとっては「百害あって一利なし」なのです。

 

 

ですので喉が渇いたな・・と思っても冷たいの飲み物を一気飲みするのではなく、できればあまり冷たくない常温に近いもので喉を潤す方が理想的です。

 

ホットドリンクを

氷入りの飲み物などは特に冷えすぎてしまうので、出先のカフェなどで飲む時でも、できれば氷抜きでお願いするなどするといいでしょう。

 

自宅でも冷蔵庫でキンキンに冷えた飲み物ではなく少し時間を置いてから飲むようにしたいものです。

 

できることならホットドリンクを飲むようにすることが一番です。

 

飴やミントタブレットをなめるのもおすすめ

ミントタブレット

喉の渇き、口の渇きを解消する対策としては、水分を取るだけではなく、「飴をなめる」という方法もおすすめです。

 

またミント系のフリスクやミンティアなどのタブレットもおすすめです。
ミントのタブレットなどを口に入れておくと、口の渇きが解消されてどんどん喉が潤ってくるのを感じると思います。
気になる口臭も防ぐことができますし、気分もさっぱりします。一石二鳥です。

 

「喉が渇くけど水分取り過ぎてるな・・・」という時には是非試してみてください。

 

 

 

更年期の喉の渇きと間違えやすい病気

 

 

更年期で喉が渇く、口が渇くということがあるというのは、今までで紹介した通りですが、実はこれと同じような症状でも他の病気が隠されている場合もあります。

 

更年期の喉の渇きと間違えやすい病気についていくつか紹介しておきましょう。

 

 

糖尿病

糖尿病

まず喉が渇く代表的な病気は「糖尿病」です。
糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値と言います)が上がってしまう病気のことです。
人間は活動するためのエネルギーを、食物や飲み物などから摂取しそれを消化させてブドウ糖に変換し、血液ののせて体の細胞の各所に届けていますが、血液にのっているブドウ糖がうまく細胞に受け渡しされないと血液の中のブドウ糖はどんどんと増えてしまいます。これが糖尿病です。

 

糖尿病の主な原因は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの異常です。

 

糖尿病になると、高くなってしまった血液の糖度を下げようと血液に水分を取りこみ薄めようとするため、どんどんと血液に水分が送られます。

 

ですので常に水分が足りないと感じるようになり、喉が常時渇いてしまいます。

 

糖尿病の喉の渇きはとても激しく、寝ている時でも喉が渇き目が覚めるほどであったり、どんなに水を飲んでも渇きが収まりません
喉が張りつき、カラカラに渇いているときのようだとよく言われます。

 

更年期の喉の渇きも常時続くことが多いですが、ここまで感じるほどではないでしょう。

 

もし、更年期の喉の渇きかな?と思っていても尋常ではないほどのの渇きを常時感じてしまうようでしたら一度病院を受診された方がいいでしょう。
また健康診断でも血糖値は基本項目で検査しますのでこの数値は是非チェックしてみてください。

 

甲状腺機能亢進症(パセドウ病)

パセドウ病

甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうきうしんしょう)という病気も喉が渇く症状が出ます。
甲状腺機能亢進症の代表的な病気は「パセドウ病」です。
(甲状腺機能亢進症にはパセドウ病以外にも、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、機能性甲状腺炎というものもあるのですが、ここでは代表的な「パセドウ病」について紹介します。)

 

パセドウ病とは、甲状腺ホルモンが必要量より大量に分泌されてしまう病気です。

 

全身の新陳代謝が必要以上に活発に行われてしまうために、食欲の増大、体重の減少、精神的に不安定になる、イライラする、集中力低下、高血圧、頻脈、微熱が続く、汗をかきやすいなどといった症状が起こります。
また見た目にもわかってしまう「眼球の突出」という症状も、パセドウ病患者の約3割に起こっています。

 

「眼球の突出」を除く他の症状は更年期の症状と似ているものが多くあります
(→更年期の症状はこちら

 

そしてパセドウ病も喉が渇くという症状が起こります。
ただし、パセドウ病の場合は甲状腺(のどぼとけの下あたり)が腫れる、痛みを持つという症状が出ます

 

更年期の喉の渇きにはこの甲状腺の腫れはありませんので、この違いで判断しておくといいでしょう。
ただ、パセドウ病(甲状腺機能亢進症)の場合は更年期ととても似ている症状も起きやすいので不安な場合は病院で一度検査してもらうことをおすすめします。)

 

シェーグレン症候群

ドライアイ

ほとんど聞いたことがないような病名だと思いますが、「シェーグレン症候群」というのも喉が渇く病気です。
とても珍しい病気で「指定難病」に指定されています。

 

このシェーグレン症候群自己免疫疾患の一種で全身の分泌腺に障害が起きます。

 

口、鼻、皮膚、膣、関節など、全身のさまざまな分泌腺が侵されて冒されてしまうため全身が渇いてしまうのです。
喉の渇きはもちろん、目の渇き(ドライアイ)、鼻もカラカラになっていきます。

 

珍しい病気ですしそれほどシェーグレン症候群の疑いは考えなくていいとは思いますが、男性に比べると14倍も女性の発症率が高い病気ですので、頭の片隅で覚えておくといいでしょう。

 

(シェーグレン症候群の場合ももちろん専門医での治療が必要になります。)

 

 

以上、3つの喉が渇く病気を紹介しました。
どれもかかると大変重い病気です。

 

更年期の喉の渇きはそれほど気にすることはなく、適切な対策をすれば問題ありませんが、この3つの病気はそういうわけにはいきません。
更年期の症状との違いは是非覚えておいてください。

 

 

更年期の喉の渇きはやはりホルモンバランスの調整で改善しましょう

ホルモンバランスの調整を

更年期の喉の渇きは日常生活にそれほど支障を感じなければ冷たいのもものを一気に飲まないということを心掛ければ改善されると思います。

 

ただ、「どうしても冷たい飲み物が飲みたい」、「我慢できないくらい喉が渇く」、「ドライマウスで口臭も気になってきた」、「頻尿がひどい」、「水分の取り過ぎでむくみが出てきた」というような場合は、
やはり他の更年期の症状の緩和方法と同様に更年期のサプリでホルモンバランスを調整するのがおすすめです。

更年期サプリメントで調整を

これだけでも体が変わってくるのは実感できると思います。

 

更年期は長い付き合いです。
でも必ず終わるものです。

 

この時期を我慢だけで過ごす必要はありません
取り入れた方がいいものは是非取り入れて毎日を快適に過ごしていただければと思います。

 

 

おすすめの更年期サプリはこちらです

 

 

更年期のその他の症状についてはこちらで解説しています→更年期障害の症状って?更年期に起きやすい困った症状について