更年期障害の有効成分

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更年期障害のための摂取したいサプリメントの成分

更年期成分

更年期障害は簡単に対策できるものではなく、家庭内環境やストレスにも繋がってくる大切な問題です。
そこで、ここでは辛い更年期障害を少しでも緩和させるために、効果があるとされる食事や成分について紹介していきたいと思います。

 

更年期障害の対策として注目されていて、サプリメントによく配合されている成分は大きく分けて以下のようになります。

 

  • 女性ホルモン(エストロゲン)と同様の働きをもつとされる成分
  •   【代表的な成分】大豆イソフラボン(エクオール)

  • 乱れた自律神経を整える成分
  •   【代表的な成分】高麗人参(サポニン)・田七人参

  • 更年期の緩和とともに美容成分としてアンチエイジングなどにも効果的な成分
  •   【代表的な成分】プラセンタ

  • ストレス緩和や活力増強など健康的な生活を支えるとされる成分
  •   【代表的な成分】マカ・ギャバ

 

それぞれの効果を持つ成分にはどんなものがあるのでしょうか?


女性ホルモン(エストロゲン)と同様の働きをもつとされる成分

大豆イソブラボン

更年期障害は、閉経により女性ホルモンの分泌量が減り、ホルモンバランスが乱れてしまうことが原因です。
閉経などによって減少する女性ホルモンはエストロゲンと呼ばれており、女性の健康に深くかかわっています。

 

「エストロゲンの減少」が原因なのですから、
「エストロゲンそのもの」あるいは「エストロゲンの代わりとなる成分」を摂取することで更年期障害の対策になると考えられます。


 

更年期サプリと言ったらやっぱり大豆イソフラボン

 

実際に病院などで行われている治療はホルモン補充療法という薬物療法が多く、女性ホルモンであるエストロゲンを直接に処方することにより症状の改善をはかります。
ただし、乳がんなどの副作用の懸念もあり、日本ではまだあまり普及していません。
(→ホルモン補充療法(HRT)って?

 

一方、食品やサプリメントからエストロゲンそのものを摂取することは難しいのが現実です。

 

そこでエストロゲンに代わる成分として注目されているのが「大豆イソフラボン」です。

 

大豆イソフラボンとは、その名の通り大豆の胚軸に多く含まれている成分で、エストロゲンに近い働きをすることがわかっています。
そのため、更年期障害やホルモンバランスに悩む女性に広く利用されており、更年期サプリの代表的な成分となっていいます。

 

 

大豆イソフラボンについてはこちらでさらに詳しく解説しています。
大豆イソフラボンの更年期サプリ|おすすめはこれ

 

 


 

大豆イソフラボンから作られるエクオールって?

エクオール

また、近年では大豆イソフラボンが人間の体内で変化してつくられるエクオールという成分がより良い効果を持っていると言われ研究が進められています。

 

女性の体にいいと言われる大豆イソフラボンを同じように摂取しても、人によって個人差が出ていることがわかってきました。
摂取した大豆イソフラボンは腸内で吸収されますが、この時に大豆イソフラボン(※ダイゼインと言います)のまま吸収される人と、「エクオール」という成分として吸収される人がいます。
そして、このエクオールこそが女性ホルモンに近い働きをするものだと証明されました。
ただし、体内でダイゼインではなくエクオールを作ることができるのは実は2人のうち1人しかいないと言われています。
この違いがイソフラボンを同じように摂取しても効果がしっかり出る人と出ない人の違いです。
ですので最近の更年期サプリでは同じ大豆イソフラボンを取る場合でも「エクオール」にしっかり変化するものもしくはエクオールそのものを成分として配合している商品が注目されています。

 

 

ローヤルゼリーにも女性ホルモンと似た成分があります

ローヤルゼリー

ローヤルゼリーは女王蜂だけが食べられる蜜のことで、普通のはちみつに比べると高い栄養価が特徴です。
女王蜂だけが食べることを許されているわけですから、女性にとって良い成分がたくさん含まれているというのも納得できる気がします。

 

ローヤルゼリーの中で更年期の緩和のために特に重要な成分は「デセン酸」と「パントテン酸」です。

 

「デセン酸」は自然界ではローヤルゼリーにしか含まれない貴重な成分で、大豆イソフラボンのエクオールと同様に女性ホルモンと似た働きをする成分です。

 

またもう一方の「パントテン酸」はストレスを軽減させる働きがあるとされています。

 

これ以外にもローヤルゼリーには様々な栄養成分が含まれています。
更年期対策だけではなく、性別・年齢を問わず多くの人に健康的効果のある素晴らしい成分の一つです。

 

プエラリアやザクロなど

プエラリアミリフィカ

バストアップなどの効果もあると言われているプエラリアミリフィカも女性ホルモンと同様の効果を持つエストロゲン・イソフラボン類があります。

プエラリア(プエラリアミリフィカ)はタイやミャンマーなどで昔から用いられていた伝統医療のハーブです。
美肌効果や女性らしい体を作る作用もあり、女性にとってはとてもうれしい成分ですが、過剰に摂取すると副作用が出る可能性も指摘されています。

 

その他としては赤い宝石との異名を持つ果物のザクロも女性ホルモンと似た効果があると言われブームになりましたが、国民生活センターの調査ではザクロからは有効成分を検出できなかったという報告も出ています。
ザクロの種子を使ったサプリや果肉のジュースなども販売されていますが、更年期の対策としてなら大豆イソフラボンやローヤルゼリーの方を摂取した方がいいと思います。

 

自律神経を整える成分|高麗人参のサポニン

高麗人参

更年期障害のためのサプリメントの有効成分としては大豆イソフラボンと並んでもうひとつとても有名なものがあります。

それは漢方薬として昔から医学的に重宝されている高麗人参です。
高麗人参にはジンセノサイドという高麗人参特有のサポニンが含まれています。

 

このサポニンは大豆イソフラボンのように女性ホルモンの代用となる働きをするわけではありませんが、自律神経そのものを安定させる働きをします。
ホットフラッシュや、めまい、不眠、イライラなど更年期の症状の多くはホルモンバランスの崩れからくる自律神経の乱れが原因です。
この自律神経の乱れに直接作用してくれるのが高麗人参のサポニンなのです。

 

サポニンはニンジンやゴボウなどの一般的な植物野菜にも含まれていますが、ジンセノサイドは高麗人参特有のものです。
またジンセノサイドは一つの成分だけを指すものではなく、複数のサポニンのことを指しています。
高麗人参に含まれるサポニンの種類は30種類以上で、これらの有効成分がしっかりと作用しあうことでよりしっかりとした力を発揮するようになっています。

 

 

高麗人参は質のいいものを

 

高麗人参このサポニン以外にもカリウム・アルギニン・マグネシウム・アルカロイド・ペプチドなどのアミノ酸類・ビタミン類・各種ミネラルといったたくさんの栄養素を含んでいます。
ただし、高麗人参にも栽培年数によっていろいろな種類があり、その品質は様々です。

 

高麗人参は実った後、土で何年も寝かせることで大地の栄養を吸収して熟成していきます。
早く土から出したものは質は低く、高品質のものは4年から6年ほど寝かせる必要があります。

 

そしてこのあと収穫し加工に入りますが、この加工段階でも差が出ます。
生のままの高麗人参を皮のまま水蒸気で蒸してから乾燥させる「紅参」という加工をしたものが高品質の高麗人参として知られています。

 

また産地にも差がありますので、一般的には「紅参6年根のプンギ産」が高品質な高麗人参とされています。
高麗人参のサプリは安いものもありますが、質の悪い高麗人参を使っている場合もありますので、どんな高麗人参を使っているかはチェックすべき点です。

 

高麗人参についてはこちらで詳しく解説しています。
高麗人参サポニンのサプリ|更年期におすすめはこれ

 

田七人参も人気

 

田七人参

サポニンを多く含む人参として田七人参というのも注目されています。

高麗人参と同じような成分ですが、サポニンの量は高麗人参の数倍になります。
ただし、含まれるサポニンの種類としては高麗人参の方が多くなります。

 

高麗人参のサプリと同様に田七人参がベースになった商品も出ていますので、比べてみるといいと思います。

 

更年期の緩和とともにアンチエイジングなどにも効果的な成分

プラセンタ

胎盤プラセンタ

美容成分としての効果もあり更年期緩和も期待できる成分としてはプラセンタがあります。

 

プラセンタとは哺乳動物の母体と胎児をつなぐ胎盤のことです。
ここから殺菌などを行い抽出されたエキスがサプリメントや化粧品などに幅広く利用されています。

 

プラセンタはたんぱく質やビタミン・ミネラルなど多数の成分を含み、美肌や疲労回復、滋養強壮、アンチエイジングなどの美容効果があります。
また更年期のための働きとしては、ホルモンを調整する内分泌調整作用に始まり、抗酸化作用や血行促進などの作用、そして自律神経の働きを調整する作用などがあります。

 

医療機関ではプラセンタ注射は保険適用で更年期の治療にも使われています。

 

更年期の症状の緩和をしながら美容面でも大きな期待ができるのがこのプラセンタです。

 

プラセンタについてはこちらで詳しく解説しています。
更年期とプラセンタ|プラセンタの効果って?

 

 

ポリフェノール

 

ワインポリフェノール

強い抗酸化作用を持つ成分として有名なものに「ポリフェノール」があります。

ポリフェノールには5000種以上の様々な種類がありますが、どれも強い抗酸化作用を持っており、植物の寿命の長さを支えているのはポリフェノールだとも言われています。
有名なものではブドウやブルーベリーに含まれるアントシアニン、お茶やワインやリンゴなどに含まれるカテキンなどがあります。
実は大豆に含まれる大豆イソフラボンもポリフェノールの1種です。

 

ポリフェノールはその種類によっていろいろな効果がありますが、最も代表的なものは活性酵素を除去する抗酸化作用でしょう。
活性酵素が体内に蓄積されるとどんどん老化が進みます。
これを除去してくれるポリフェノールはまさにアンチエイジングのための栄養素だと言えます。
他にも血液をサラサラにする、脂肪の燃焼を助ける、視覚機能の改善(アントシアニン)、殺菌作用などの効果があります。

 

またブドウの種子に含まれるポリフェノールの「プロアントシアニジン」は更年期の症状の緩和に効果があると発見されています。

 

 

ストレス緩和や活力増強など健康的な生活を支えるとされる成分

 

更年期障害は「のぼせ」や「ほてり」からくるだるさに加えて、「頭痛」なども起きやすく、身体の元気が無くなっているような感覚を覚える人も多いのではないでしょうか?
そんな中でも仕事や家事に追われ、疲労やストレスが溜まっていく一方です。
そんなときに必要なのは、ストレスの緩和や活力の増強などに良いとされる成分です。

 

マカ

マカ

マカはアブラナ科の根菜で南米の厳しい環境の中で育ち、「アンデス人参」「アンデスの女王」などと呼ばれ、非常に豊富な栄養価を持っています。
アミノ酸、ミネラル、ビタミンがバランスよく含まれ、鉄やカルシウムは他の植物の数倍から数十倍も含まれています。

 

強壮剤としても基礎体力の維持や疲労の回復としても使われます。

 

もともとは男性の精力増強に良いと関心を集め有名になった成分ですが、更年期障害・不妊症・月経不順・冷え・肌荒れといったホルモンバランスの乱れからくる不調にも効果的だと言われています。

 

男性の更年期障害にもおすすめできる成分です。

 

ギャバ

カカオ・ギャバ

ストレスを軽減させる成分として知られているのがギャバ(GABA)。
少し前にグリコのチョコレートのCMでこのギャバも一気に有名になりました。

 

ギャバは玄米やカカオやに多く含まれる成分で、正式名称は「ガンマ(γ)−アミノ酪酸」といいます。

 

ギャバにはストレスの軽減、血圧を下げる、脂質代謝の改善、不眠の解消、リラックス作用などの効果があると言われています。

 

サプリメントもありますが、ギャバの含有量を増やしたチョコレートやギャバ茶なども人気があります。

 

 

テアニン

テアニン

テアニンは緑茶のうまみ成分でアミノ酸の一種です。

このテアニンにはリラクゼーション効果があると言われています。
また寝つきを良くしたり、睡眠の質を高めたりという効果もあります。

 

ただし、緑茶でこの効果を引き出すにはテアニン200mg(緑茶20杯分)くらいの量が必要なため、テアニンの成分を凝縮した安眠サプリなどが製品化されています。

 

 

ジャスミン

ジャスミン

ジャスミンもリラクゼーション効果の高い植物として知られています。

中国などが原産でモクセイ科の熱帯植物で、甘い香りがし、食用や薬用に使うことができます。
(ジャスミン茶はジャスミンそのものではなく、中国茶にジャスミンの香りを移したものです。)

 

リラックス作用、抗うつ作用、強壮作用、そして更年期の諸症状の緩和の効果があります。

 

ジャスミンの香りが好きな人はアロマテラピーとしてジャスミンの香りを楽しむのもいいと思います。

 

 

 

 

その他の有効成分

 

その他にも更年期に有効な成分はいろいろあります。

 

老化防止の効果もある亜鉛ビタミンB9(葉酸)ビタミンB12などの血行促進を支えるビタミンや、カルシウムなどといった基本的な栄養素も、更年期になると摂取量が減ってしまうので積極的に摂っておきたい成分です。セサミンなどもおすすめです。

 

 

 

必要なものをその都度

以上が更年期に有効と言われる成分です。

食品などで補えるものもありますが、よりしっかり効果的に!となると、やはりサプリメント等の方が近道です。

 

でも有効な成分を全部・・・というのはさすがに無理ですので、基本的な更年期サプリ(大豆イソフラボンや高麗人参のサポニンなど)で全体の調整をしながら、その時その時で足りないと感じるものを足していくのがいいと思います。